World Lighting Journey




バンコク BANGKOK

巨大な商業施設の開発が続くバンコックは、仏教と近代が溶け合うような夜景を見せる。洗練された現代建築、高級レストランやショッピングセンターの光、しかしその直ぐ脇には露天商や屋台に剥き出しの蛍光灯が溢れている。

ライトアップされる暁の寺(ワットアルン)の部分。何と言っても黄金色はタイの文化と権威の象徴だ 。





チャオプラヤー川の対岸からワットアルンを見る。夕映えも手伝って神の国を感じさせる。





屋台群のすぐそばにある食堂。蛍光灯ばかりが看板に並んでいるが、食品を見せるガラスのショーケースには、白熱灯が使われている 。





        

■バンコク 2007

目まぐるしい変化を続ける都市バンコク。以前行った東京・神田川の調査では、川に対して背を向けたビルが都会の闇をつくり出していたが、チャオプラヤー川の川辺には、対照的なオモテの景色があった。ビルの屋上にオープンエアのレストランやバーが並び、眼下には混沌とした大都会が広がっている。


2006年5月にオープンした“ミレニアムヒルトン・バンコク”。 タイでは20年ぶりとなる大型ホテルで客室全543室がリバービューとなっている。UFOのような円盤を頭に載せ、クールモダンな風貌でそびえ立つ。水辺に面してホテルやレストランの玄関となる専用船着場が設けられ、ボートが行き来している。白熱の点光源のあかりが川面に揺れる景色がお洒落だ。

東京タワーの特別展望台とほぼ同じ高さ、地上246Mにある屋外レストラン“シロッコ”。 ガラス1枚が東京タワーのようにあるか、このレストランのように無いかで夜景はまるで違ってみえる。年配のご夫婦が夕暮れ時に訪れると、お店の方から奥様に花束が手渡された。旦那様がご用意されたものだろうか。大都会バンコクの夜景を前に至福の時間を過ごされていた様子。テーブルにはキャンドルのあかり、それだけで十分だ。





剥き出しの蛍光灯がシーロム通りを埋め尽くすナイトマーケット。どこから蛍光灯の電気は供給されているの?お店の裏側のケーブルを辿ると、延長の繰り返しでどこまでも続く。なかにはプラスチックボトルを使って防水仕様になっている箇所も。
約500mの通りには所狭しと露店が並び、その小さなお店全てに40Wの蛍光灯が2本ずつは取り付けられているだろうか。電気容量を考えると凄まじいものがある。 中には公衆電話や店先に取り付けられた分電盤から供給されているところもあった。