“Light Up Ninja Junior”はSIA(Singapore Institute of Architect)が主催する“archifest08”というイベントの一環として開催することになり、照明探偵団史上初となる子供のためのワークショップということで、新たなる展開への期待と、果たして企画が成功するのかという不安が交錯していました。ワークショップの場所はいろいろな議論の末、N Parks(国家公園課)の支援を受けて、国立植物園Singapore Botanic Gardens内にあるJacob Ballas Children's Gardenとなりました。4歳から10歳までの、30人の子供達とどういう光の遊びをしようか。子供が相手ということで、普段のワークショップでは気を配ることがないようなことを様々に想定しながら、子供たちと光が戯れる様子を思い描きました。そして、子供達が自分で作った行灯を園内の要所に置き、ほのかな光を実感する、個々に持った懐中電灯でいろいろな樹木をライトアップして練り歩くという二つのプログラムを用意しました。
本番当日は天候にも恵まれ17時半からスタート。司会進行は子供が好きだというBrian団員が引き受けてくれました。SIAカウンシルメンバーの建築家パパたちもチームリーダーとして参加してくれました。面出団長の挨拶に始まり、行灯の作り方を説明すると、早速制作を開始。一枚のトレペに、思い思いに絵を描き様々な色の切り紙を張り、LEDロウソクに巻いて行灯は出来上がり。最初は緊張気味だった子供たちも行灯作りに夢中になっていました。終盤は、ライトアップのために用意した懐中電灯にトレペを巻いてライトセーバーに変身させ、それを持って夢中に走り回る子供たちが続出。それを見て大人たちが苦笑していると、その中には子供たちと一緒に戯れる面出団長の姿が。そう、照明探偵団員たるものいつまでも少年の心を忘れてはならないのでした。
いよいよ日が暮れて、行灯とライトセーバーを持って園内をパレード。なんとパレードには暗闇から突如現れたニンジャも参加しました。ニンジャは光で照らされることが苦手なのだと知ると、持っている行灯やライトセーバーで一斉に照らして、ニンジャのうろたえる姿に子供たちは大喜び、闇の中に潜めないニンジャはなんとも惨めな姿でした。そしてそんな中集合写真を撮影して無事にフィナーレを迎えたのでした。最終的には当初のプログラムとは違う内容となったのですが、それもまたよし。何より子供達が光で遊ぶことを覚えて帰ったようで今回のワークショップは大成功でした。シンガポール支部の団員、お疲れ様でした。そしてご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。 (服部祐介)