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24時間眠ることのない街・東京にはたくさんの夜の景色が存在します。
華やかにライトアップされたランドマーク、まぶしいほどのカラフルなネオン、
暖かく包み込む光など、夜の光環境は都市の魅力そのものです。
その反面、明るすぎて闇を失った都市では
「光害」や「騒光」という言葉が使われ始めるようになりました。
照明探偵団は、照明デザイナー面出薫を団長に1990年に結成されました。
あらゆる角度から街の光を観察・調査するフィールドワークを主体にした、
非営利の照明文化研究会です。
発足以来、依頼主のいない都市の光環境調査を継続的に行い、
その営利を目的としないフィールドワークの成果は1993年に
「照明探偵団/SD別冊」(鹿島出版会)という本にまとめられ出版されました。
現在フィールドワークは東京から地方諸都市へ、そして世界各都市へと発展しています。
また、探偵団への一般入団希望者の要望に応え、
1995年末からは連続実践講座「あなたも照明探偵団!」(東京デザインセンター)を始め
「夜景ウオッチングツアー」「ライトアップニンジャ」「街歩き調査」
などの誰でも参加できるイベント、
「照明探偵団・展」(銀座TEPCOギャラリー)の開催、
「照明探偵団倶楽部通信」の発行など活発な活動を続けています。
この活動は新聞や雑誌の記事・テレビ番組などでも広く紹介され話題を呼んでいます。

■2011年照明探偵団の展望と活動予定 
@ 街歩きとサロンの開催
街歩きとサロンは探偵団の基礎活動です。4ヶ月に一度の街歩きと、それに連携したサロンを継続して行います。2011年にはLPA社外の方々の積極的な企画参加をお願いし、照明探偵団企画運営委員会(通称:The SQUAD)を発足いたします。これによって、幅の広い街歩きとサロンの企画に展開していくことを期待しています。
A 国内・海外の照明調査
国内外の特徴的な光環境を継続的に調査し、世界に対して情報発信します。これまでに探偵団は世界中の60余都市の照明調査をしてきてきました。これを集大成することを目的に、未踏の地の照明調査をしたいと考えています。この都市調査の貴重な資料は、近い将来、広く教育目的の為に利用し、照明文化の啓蒙活動にも利用できるようにするつもりです。
B 子供ワークショップの開催
今年はシンガポールで幼稚園児を対象とした「キャンドルナイト・ワークショップ」、そして横浜で小学生を対象とした「あかりと闇のワークショップ」などを行いました。照明探偵団は、将来を担う子供のあかり情操教育を行っていこうと考えています。もちろん父兄や大人たちにも大変好評なワークショップになるはずです。
C 探偵団Webの拡充
国内の探偵団HP(www.shomei-tanteidan.org)と世界照明探偵団HP(www.tanteidan.org)の2種類のウェブサイトを現在運営していますが、これまでのWebは一方通行の情報提供でした。これからは少し欲張ってWebを刷新し、新しいコラムや双方向の動きの早いWebにしていきたいと考えています。世界照明探偵団のウェブは2011年3月末を目指して、大幅に刷新する作業を進めています。世界が一層狭く感じられるようになります。
D 世界照明探偵団の新展開
年一度行っている世界照明探偵団フォーラムを今年はお休みしました。その代り、スイスのルッツェルンという街に8人の幹部が集まって企画会議を行いました。これから先、一層連携を深めて世界中に照明探偵団の輪を広げていこうということが、この会議で決まりました。そのために、双方向でコミュニケーションのできるウェブを立ち上げること、新しい都市から招かれた探偵団フォーラムを行うこと、ワールド・ライティング・ジャーニーという名の世界夜景のコレクションを公開すること、などをおこなっていきます。 世界各地のローカルなあかり文化を大切にして、世界中の仲間と繋がっていくことの大切さを感じています。
2011年1月1日
照明探偵団・団長
面出薫

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